認知と思い込み。
- ことばる
- 2021年7月5日
- 読了時間: 2分
昨年、産業カウンセラーのお勉強をしたおかげで、
久しぶりに心理学の用語などに再会した。
その中でも”認知”という言葉が強く残っている。
認知?
「この子はあなたの子よ!認知してちょーだい!」とか
「ここは誰?私はどこ?」わぉ!認知症か?
の認知と同じ言葉だけど、意味はちょっと違う。
「認知行動療法」などの認知です。
学術的には様々な説明があるのだろうけれど、私の理解では、
”モノや事柄を、どのように受け止めて理解するか、しているか”
というところか。
目の前にある果物を、”りんご”だと認識するのか、”赤い丸い玉”と思うのか、
はたまた”何か危険な球体”と捉えるのか、
同じ物体に対しても、人はそれぞれの経験や知識から、共通のものとして、
あるいは違うものとして”認知”する。
さて、上に書いたように、認知は、その人がこれまで生きてきた中で得た経験や知識…学習してきた事柄が元になってなされる。
これは美味しい食べ物だと学習したか、糖質が多くて体に悪いものだと学習したか、
政治家は善人だと学習してきたか、彼奴らは金にまみれた悪人だと教えられてきたか、
こうしたことで、モノの捉え方が変わってしまう。
言葉を変えれば、学習によって得た「思い込み」とも言える。
さて、ここで前項の「しなければならない、幻想」とも繋がるのだけど、
これも、様々なことを「しなければならない」と思い込んでいる、認知しているということだね。
さて、賛同いただけたかどうかわからないけれど、
いちど、自分の身の回りの何かについて、それを自分がどう”認知”しているのか、
なぜそのように認知しているのか、考えてみるのも、いい暇つぶしになると思いますけど、
いかがでしょうかね?
……多分、続く。
言葉に欲張る、ことばる店主

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