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壮大な風の畑は、人の意識も変えてしまう。

もうずいぶんと前になりますが、米国ロサンゼルスの北部にあるMojave砂漠を、撮影の仕事で訪ねたことがある。そこにあるのは、広大な砂漠地帯に広がる何百基もの風力発電機。それはそれはバカでかい柱が立ち並び、何百もの風車がキュルンキュルンと音を出して回っていました。その音はまるで海猫たちが一斉に鳴いている感じ。その場所は、サスペンス映画などのロケにもよく使われているそうで、いかにも怪しげというか、カーチェイスがはじまりそうな、まさしくサスペンシブルなロケーションでした。


今でこそ、SDGsとか脱炭素とかで、日本でも風車や太陽光パネルを見かけるようになりましたが、その当時の私にとっては、壮大過ぎる電気仕掛けに思えたものです。


もし、こんな場所が家の近くにあったとしたら、エネルギーの偉大さを日々感じて生活していたろうな、と思っていたら、そのような研究がありました。風車のある風景が住民の環境配慮にどのような影響を及ぼすかという研究がそれ。国内の風力設備によるものですが、風力発電の稼働を見たり聞いたり、現場を訪れたりするほど、環境配慮の知識が高まったり、協力するなど、環境配慮行動を変えているそうです。

そりゃぁそうでしょうね。あんなでっかいものが日夜キュルンキュルン動いているのを見て生活していたら、何かしら影響を受けて当然です。モハべのあの場所は、ウィンド・ファーム、風の畑と呼ばれているくらいですから、電気も農作物と同じなのでしょうね。


                Psychological Copywriter くーみん


(参考)風車のある風景が住民の環境配慮行動の変容促進にに及ぼす影響:

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