言葉の影響力。
- ことばる
- 2021年6月6日
- 読了時間: 1分
「言葉が及ぼす影響力は、想像以上に大きいのです」
こう言っているのは、『デキる男は尻がイイ-河合薫の"社会の窓"』を記載している河合薫氏。先頃テニスプレーヤー大坂なおみの「ウツ発言」にふれた記事の中で書いていました。
2021年5月末の全仏オープンで会見を拒否してペナルティを受けた大坂なおみ選手が、翌日になって自らの「ウツ」を告白したことに対しての記事です。
depressionという言葉を、メディアの多くはうつ病と伝えたのですが、depressionは鬱病以外に、気持ちの落ち込みとか意気消沈などの意味もあるそうです。この辺りのことを言っているのだと思います。
大坂選手の顛末についてはともかく、懲りずに頑張っていただきたいと思うのですが、私が気になったのは、河井氏の「言葉が及ぼす影響力」の言葉。
河合氏は「言葉だけが一人歩きすると、苦悩する人を量産させたり、差別などにつながることもしばしば。特に、病気などに関する言葉は慎重かつ正確さが必要」と語っています。
メディアや広告で発せられる言葉はもちろん、日常的になんとなく誰かに放った言葉でさえ、とんでもないことに繋がることがある。それが言葉なのですね。
ことばる店主

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