人は、言葉から生まれた。
- ことばる
- 2021年7月23日
- 読了時間: 2分
どっかで目にしたことのうろ覚えですが・・・
人間が人間として進化できたのは、言葉があったからだという。
人がまだ猿だった頃、獲物の在りかや危険な場所など、伝える術は動物と同じで、身振り、吠える、アイコンタクト、そんな感じでその場限りのものだった。現場にいない仲間には伝えられないし、時が過ぎて伝え残すことができない。
ところが、言葉が生まれると、獲物の在りかや危険なことなどを、空間や時間を超えて伝えることができるようになったと。
そうして生き残る術を人は手に入れた。
また、人は言葉によって、抽象的な概念・・・たとえばここにないものを考えたり伝えたりできるようになった。
目の前にりんごがなくても、りんごという共通概念を言葉で表したり共有できるというわけ。
何しろ、この、概念を言葉で表せる、という機能が人間をすごいことにしたらしい。
えー!?何それ?難しい理屈!と思うなかれ。
現に今、私やあなたはどうやって物事を考えてる?
言葉で考えてますよね。一度、言葉を使わずに考えてみよう!
う〜ん。。。無理。映像で考えようとしても、空とか海とか猫とか、言葉が出てきちゃう。
でしょ?
やっぱり言葉で考えてる。
いやいや、犬や猫だって言葉を理解してるよ!私は犬とお話ししてるよ!
そういう人も出てくる。
違うんだな。犬や猫は言葉を理解してるわけじゃない。人間が発する言葉を音=合図として学習しているだけ。言葉の本当の意味がわかってるわけじゃない。というのだが、理論的な説明は私にはできないけれど。
とにかく、私たち人間は、言葉で物事を理解し、言葉で認識し、言葉で考えて、言葉で伝える。
それが人間が人間でいられる大きな要因なんだそう。
じゃぁ、失語症になった人は?生まれつきの聾唖者は、人間じゃないの?
oup!その辺の理屈には答えられないけれど。
何事にも例外というものもあるので・・・うぉっほん。
で、要は、人にとって、人間社会にとって「言葉」というものは基本中の基本であって、とても大事な機能であると言いたいわけ。
水や空気と同じように、日々普通に言葉を操っている私たちにとって、それほど言葉を意識することはないのだけれどね。
だから、当たり前のことと侮らないで、言葉というものを、人間の根源機能だと思って再認識してみたら、言葉で考えたり伝えたりすることのありがたさが改めてわかるんじゃないかいな、ってお話しでした。
ことばる店主

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